2017/3/8~10 台湾鉄道一周の旅(2)

前回の続き。遅くなってすみません。
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台北→台東

二日目はいよいよ台湾一周へ入ります。
日本ではよくフリーきっぷを利用しているので台湾のフリーきっぷであるTR-PASSの使用も検討したのですが、事前の予約ができなかったり通常運賃とほとんど変わらなかったりしたので普通に切符を買いました。
特急列車の切符は2週間前から発売で日本からでもネット予約が可能。クレジット決済しておけば台鉄の自動券売機で受け取ることができます。

というわけでまずはホテルから地下鉄で台北駅へ。地下鉄は日本と同じく3分間隔ほどで朝の通勤ラッシュで混み合っていました。
時間があったので台北駅のホームで少し撮影。台北駅は地下ホームです。
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1008次 區間快七堵行

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2114次 區間車基隆行

どちらもEMU800型です。このEMU800型ですがJR四国の8000系と似ているなあと思っていたところ、前回の記事を投稿した後にJR四国と台鉄から友好鉄道協定1周年相互記念事業として相互でEMU800型と8000系のラッピングをして運転されることが発表されました。
台湾鐵路管理局との友好鉄道協定1周年相互記念事業の実施について:JR四国

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そして乗車の普悠瑪(プユマ)号(全車指定の特急)412次。台北駅8:50に出て、台東には12:55に到着します。普悠瑪号は日本車輌で製造されたTEMU2000型が使われており、日本でも甲種輸送の際に話題になりました。また、東武鉄道では普悠瑪号のラッピングをしたりょうもう号も走っています。
この列車に乗車し台湾南東部の台東へ。車内はほぼ満員で予約しておいた甲斐がありました。車窓はあまり撮っていないのですが、山側の席だったので中央山脈(?)を望むことができました。
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そして台東駅到着。
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お昼だったので弁当を買ってベンチで食べました。
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この駅弁、台鉄便當といって有名で主要駅で大量に売られています。中身は排骨(骨付き豚肉)がメイン。日本の駅弁と違い、温かいのが特徴です。
しかも値段は60元(約230円)(だったかな?)と大変お安くそれでいてとても美味しかったです。

台東→高雄

台東駅で一時間ほど時間を潰した後はさらに南下し台湾第二の都市高雄へと向かいます。
台東~潮州間は非電化でディーゼル列車で運行されています。
ホームに上るとちょうど団体の観光列車が停車していました。
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その後の自強号(特急にあたる列車)314次に乗車します。
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この車両も日本の日立製作所が製造したDR3100形です。
車内はこんな感じで日本とほぼ同様。
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この列車で潮州へ。左手には太平洋が見えますが、指定は右側だったので残念ながら見えず。
2時間ほどで潮州へ到着しました。
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この自強号はそのまま高雄を超えて高鉄との接続駅である新左営行きですが、潮州で降りたのには理由がありまして。

後続の莒光号524次に乗車するためです。莒光号は日本の急行にあたる種別で客車列車で運行されています。時間がかかるのですが乗っておきたいと思いここに組み込みました。
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時間がかかるとは言っても潮州~高雄間では自強号とはほぼ変わらず、車内も空いていて快適でした。

そして高雄へ到着。地下鉄で一旦ホテルへ行き、その後六合夜市に出かけました。
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夜市では胡椒味の肉の餡をパリパリの皮で包んだ“胡椒餅”や甘めの台湾風ソーセージを食べ、二日目は終了です。

宿泊したホテルはこちらの陽光大飯店。
高雄ホテルサンシャイン(高雄陽光大飯店)(HOTEL SUNSHINE) 宿泊予約【楽天トラベル】
こちらも日本語が通じました。
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立派な外観ですが料金は1575元(約5800円)と日本のビジネスホテル並みでした。

3日目に続く

次の記事
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2017/3/8~10 台湾鉄道一周の旅(1)

3/8から3日間、台湾を鉄道で一周する旅に行ってきました。
台湾の鉄道は台灣鐵路管理局が運営していて台湾を一周するように鉄道が走っています。また、日本でも有名な“台湾新幹線”こと台湾高鉄は別会社で台湾の東側を台北から高雄へと南北に走っています。
今回は台灣鐵路管理局(以下台鉄)を利用(一部高鉄も)して台湾をほぼ一周してきました。

【追記(4/22・5/8)】
今回の旅行とこのブログ記事では日本鉄道研究団体連合会の同人誌、ニュー台湾時刻表2017年1月号を使用しました。
現在は2017年5月号が発売中ですのでご紹介します。

ニュー台湾時刻表2017年5月号

ニュー台湾時刻表2017年5月号

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台鉄、高鉄の時刻表が日本式にわかりやすくまとまっており大変便利です。台湾へ旅行される際は是非!

なお本文中の時刻、列車番号等は2017年3月時点のものですのでご注意ください。

岡山→関西国際空港→桃園国際空港

台湾へは関西空港からキャセイパシフィック航空を利用したのでまずは関西空港へ。
午前中の便だったので早朝のリムジンバスを利用しました。

岡山から関西空港へのリムジンバスは両備バス南海バス関西空港交通が運行していますが今回は南海バスの運行便。
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山陽ICを5:33の便に乗車。白鳥PAでの休憩を挟み、第二神明阪神高速と経由して関西空港へは8:40頃到着しました。
関西空港からキャセイパシフィック航空CX565便。台北経由の香港行きです。
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機内食はチキンソテーと白身魚のあんかけから選べ、チキンソテーをいただきました。
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その後、シン・ゴジラを見ているうちに台湾・桃園国際空港に到着。関空から3時間半という短時間の空の旅でした。
桃園空港に到着したものの入国審査が長蛇の列で30分以上待ってやっと入国。入国待ちのときは空港のフリーWiFiに繋げようとしたもののうまく繋がらず…。スマホを再起動させてやっと繋がりました。
入国後、空港のコンビニへモバイルWiFiルーターを受取りに。今回は台湾のレンタル会社「iVideo」のモバイルWi-Fiルーターをレンタルしました。中華電信の4G版で3日ともとても快適でした。しかも通信制限なしというのがすごい。
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桃園空港→台北市

その後は台北への移動です。従来は空港から台北市内へはバスかバス+高鉄が一般的だったようですが、ちょうど直前の3/2に桃園機場捷運が開通。捷運とは地下鉄のようなもので空港と台北が鉄道で結ばれていました。
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台北までのほとんどの区間は高架線で山の合間を縫って走ります。台北駅へは35分ほどで到着します。
台北駅からは台鉄に乗車し松山(ソンシャン)駅へ。
お目当てはこちら。
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“松山”駅ということでJR四国松山駅と姉妹駅となっており2016年には友好鉄道協定を結んでいるJR四国との「台鐵×JR四国交流館」です。
館内には協定書などが展示されていました。
また向かい側には8600系のこんな看板も。
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また松山駅の各所にはJR四国のキャラクター「SHIKOKU SMILE STATION」のスタンプが設置。台湾の松山駅版もあります。
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駅自体は地下にありますが地上には駅ビルのような商業施設があります。
そこにちょうどマクドナルドがあったのでハンバーガーを。台湾に来て一発目の食事がマックだけど気にしない。
松山駅には地下鉄である台北捷運も乗り入れています。帰りは地下鉄でホテルへ向かいました。
松山駅から松山新店線で松江南京、中和新蘆線へ乗り換えてホテル最寄りの中山国小へと乗車しました。
ちなみに地下鉄駅構内、車内は飲食禁止ですのでお気をつけて。
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駅を出たところはこんな感じ。モスバーガーも宅急便のトラックもいて異国感があんまり…。
ホテルは楽天トラベルで予約したこちらのグッドライフホテル(上華旅桟)へ。
グッドライフホテル(上華旅棧)(GOOD LIFE HOTEL) 宿泊予約【楽天トラベル】
一泊1,780元(約6,600円)と日本のビジネスホテルとさほど変わらず部屋も広く快適でした。

二日目はいよいよ台湾一周へ。
つづく。

次の記事
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鉄道無線傍受のはじめ方

【注意】JR西日本でも関西エリアではデジタル化が行われ、無線を傍受することができなくなっています。なお、関西の私鉄各線では傍受可能です。(2018/10追記)

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鉄道無線をご存知でしょうか。列車の運行には指令所との連絡が欠かせません。そこで連絡手段として使われているのが鉄道無線です。また、鉄道無線は運転士、車掌と指令所の間の連絡だけでなく、駅員や保線員の連絡にも使われている連絡方法です。
無線の内容は
・列車のトラブルについて
・遅れている列車の接続について
・乗務員への忘れ物の捜索依頼
・到着ホームの変更の連絡
など多岐にわたります。トラブルや接続に関する内容は実際に旅行中でも役に立ちます。
自分が鉄道無線を聞き始めたとき、ネットの情報ではわからないことが多かったので、主に鉄道無線の中でも乗務員と指令所との連絡手段に使われるJR在来線の“列車無線”を聞く方法について電波法に触れない範囲でまとめてみます。

(最終更新:2017/8/28)

  • そもそも誰でも聞けるものなのか
  • おすすめの参考本
  • 列車無線の種類
    • デジタル無線とアナログ無線
    • A,B,Cタイプ
    • 私鉄
  • 必要なもの
    • 受信機
    • アンテナ
  • 周波数を調べる
  • 聞いてみよう
  • 注意点
  • おわりに
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